本日 38 人 - 昨日 63 人 - 累計 149707 人
時期が時期だけに、天候が心配でしたが、さすがにらんなぁずの至宝♪二人が出場ともなると、天気の神も悪さはできず、松ちゃん&長谷川の「軽井沢はいつも雨だった」コンビの雨天力もなす術なし。予報では、午後からは曇一時雨とのことでしたが、夕方近くに雷鳴と通り雨が少しあったものの、青空も出てくるうれしいはずれ。
あれっ?そういえば、その通り雨、カントクと道さんがゴールした後だったのはどういうことかな (ーー)

大会は、日頃浴びることのないおびただしい量の緑色の中、午前8時半、40キロの部:カントク、松ちゃん、長谷川がスタート。そして、午後1時、13キロの部:道さんがスタート。それぞれの志賀高原が幕を開けました。

公式データではないですが:
・エントリー人数 - 40キロ:660人、13キロ:390人、出走者数は不明
・完走者数 - 40キロ:530人、13キロ:330人
・コース最高地点:2125m、最低地点:1300m、累積標高差:2650m

さて、今回のレポートは出場者合作の4部構成、ゴール順にお届けします。今気づいたのですが、ざくっと1時間半おきのゴールになっていました。

あわせて、大会・志賀高原ツアーの一部始終はこちらからどうぞ ⇒ http://pitamo.jp/photo/alm16472

◇ カントク -- 13:37

○ 早朝の志賀高原
6月29日、早朝の志賀高原・高天ヶ原はトレイルランに参加する選手達が黙々と準備を進めていた。初心者の自分の目には周囲にいる選手は皆ベテランに見えてくる。ゼッケンをランパンに着ける人も多く、見よう見まねで準備を進めていざ出陣。

ノッキリ~寺子屋山.JPG○ 下りで失速
スタート後、最初の稜線にたどり着くまでの上りは、周囲の流れに乗って順調に進む。が、稜線に出て下りが始まると後ろから次々とランナーが迫る。
どうやら下りになると自分のペースが相対的に落ちるらしい事にそこで気がつく。が、気がついてもペースは上げられない。これは多分、技術の差。速い連中は、ダメージも少ない下りかたも身に付けているのだろうと悟る。
ここで転んでケガをしては意味がない。焦るな、焦るなと自分に言い聞かせながら、迫るランナーにコースを譲る。

○ ハイドレーション
聞き慣れない言葉だが、要するにザックの中のポリタンクにゴム製の細長いチューブを付け、ザックを背負ったまま給水できるシステムのこと。多くのランナーがザックからチューブを出し、このシステムを装備している事がわかる。ザックのポケットにペットボトルを差して走っているのは自分くらいか。いかにも素人丸出しだ。
後ろから迫るランナー達には「ペットボトル野郎には負けられねえ!」と気合が入ったかも知れない。残念ながら、自分には「チューブ野郎には負けられねえ!」との気合は入らなかった。ただ、ペットの水を飲んでいる間に抜かれた時は少し悔しかったが…

○ 距離表示
当たり前だが、距離感はロードレースのそれとは全く違う。コースの状態により、ロードレースの倍近い時間がかかることもあった。そういう意味で、距離表示は自分の現在地を把握するための目安としての意味合いが強い。
ゴールが近づくと残りの距離が1KM毎にカウントダウンされていくので励みにはなった。

○ ゴール
レース前はゴールタイムを全く予想出来ずにいたが、後半に入ると次第にイメージが沸いてきた。くたばりながらも森の中を歩いたり走ったりの繰り返し。ゴール方向から聞こえてくるざわめきに希望の光を感じながら一歩一歩、前に前に。そして眼前に広がる山の斜面をかけ降りてゴールイン!5時間余りの長丁場。苦しくも面白いレースだった。
その後、今回一緒に参加された3名の方をゴールで迎える事ができたのもまた嬉し。特に、夕暮れ迫る森の向こうに長谷川さんの姿を見つけた時には、まるで探していた遭難者(失礼!!)を見つけたような歓喜が心の中に沸いてきたのであった。そして、4人全員がゴールイン!!

本当に皆さん、お疲れ様でした。そして、楽しい思い出をありがとうございました。

※編集者補足※ カントク、惜しくも入賞一歩手前、年代別4位はすごい!多くのハイドレーション野郎が敗北感を味わったことでしょう。


◇ 道さん -- 15:09

ロング(40km)とショート(13km)があり、迷わずショートを選択。
6月29日6時50分新宿発、11時半頃志賀高原着。更衣室はガラガラで、ホテルのトイレも使用でき、レース前のストレスはゼロ。

ゲレンデ下り.JPG13時スタート、最初の4kmはなだらかですが、その後約2kmはノッキリ(2070m)まで400~500mの登りとなり、私の場合、ここからトレイルレースであることを忘れ、通常の山登りに切り替わっていました。
ノッキリから寺子屋山(2125m)までの約4kmはアップダウンの繰り返しで、泥に脚を取られながらも何とか進むと急に視界が開けゲレンデに出ます。その開放感と言ったら…!ここを一気に下るとゴールです。
タイムは2時間9分40秒でした。

13kmでこれだけ充実感と達成感が得られるレースはあまり無いかもしれません。ただ、この後さらに27km走られたロングの皆さんには、唯々脱帽です。お疲れ様でした。

※編集者補足※ 道さんも惜しくも入賞こそ逃しましたが、お見事、女子の部8位の成績でした。


◇ 松ちゃん -- 16:34

6月29日土曜日、志賀高原マウンテントレイル40キロに出場してきました。

この大会は、新宿からの往復バスが準備されており、アクセス面では快適でした。
それにしても、新宿西口 夜0時頃のあの人人のにぎわいは、いったいどうなっているのか??ただただ驚くばかりでした。
長谷川さん 宿泊含め様々な手配ありがとうございました。(←いいえどういたしまして ^J^ はせがわ)
バス最後尾の席で足下には十分な余裕があるものの、エンジンの上でしたので若干暑くて、少し揺れもありました。

さて、天気は予想に反して、曇りから晴れ、高原の涼しい風(といっても、登りは汗が噴き出しましたが)が心地よかったです。
コースは、13kmと27kmの2セクション。

第1セクションは、岩菅山方面を登ります。人が多く、山道のため、登りはほとんど急ぎ足程度でした。稜線に出ると、昨日までの雨でトレイルはどろんこ状態。新品の靴が、あっという間にどろ光りするほどになりました。
最初のエイドでのコーラと温泉まんじゅうの美味しかったこと。

奥志賀下り.JPG第2セクションは、焼額山の登り400mの直登です。これは、全く歩き状態。
ただただ、足を前に出す。これだけを考えてなんとか頂上へ。その後、第2エイドの奥志賀高原前駐車場へ、激下り、ここで、思うように走れず、時間はどんどんかかる。この下り、コンクリと砂利道で、走り難かった。

29km地点からは、ゴールまでほぼトレイルです。しかしこの11kmは、上り下りのある400mの登り。樹林帯の本当なら快適に走れるコースだが、先の2つの山登りの疲労でほとんど走れず!ただひたすら、ゴールを目指す。
最後のゴール直前の登りも疲れた〜。

結果は、8時間04分。
このレース自体、40kmで制限10時間というのは、厳しいコースの部類に入るらしいが、これ程走れないとは情けなく、またトライします。
夜は、広い駐車場で参加者で、BBQ。特に新しく知り合うことも無いのですが、長谷川さん、カントクたちと楽しく過ごしました。
自然の中のトレイルを走ると、街中のレースは非常に単調なものに見えてきます。
また、走る年代も全般的に若く、新しい世界を見たような気がしました。
多くの登山者の皆様に迷惑をかけましたが、楽しかったです。
志賀高原は、20年以上ぶりでしたが、交通のアクセスも良くなっており、また行きたいなと思いました。

ついでに、10月14日の八ヶ岳横断トレイルランも申し込んでしまいました。
以上です。


◇ 長谷川 -- 17:58

焼額山登り.JPG覚悟はしていましたが、山登り、特に焼額山のゲレンデに出てからの直登はつらかった…(涙)。おまけに何度「これで登り終わり」とだまされたことか…(こちらの勝手な思い込みなんですが…)。
でも!最後尾付近の集団になると、ランナーみんな仲間みたいな感じで、つらいのはどこへやら、こんなに楽しいとも思っていませんでした。
そして、志賀高原の大自然の中を走れる(いや、歩ける)ことの気持ちよさ。
「マウンテン」はさておき、少なくとも「トレイル」の文字が自分の中で新たな存在となることを確信した志賀高原でした (^^♪

結果は9時間28分1秒。少し想定外はあったけど、だいたい当初計算どおりの時間運びができました。そうそう、いつも最後にゴールする者の特権? 今回もカントクがゴール前の写真をたくさん撮ってくれたし \(~o~)/

あー、楽しかった!カントク、松ちゃん、道さん、ありがとうございました (^^)v


◇◇◇ 完 ◇◇◇ 2014年の大会(たぶん6月28日?)まで あと 356